いま、子どもから青年、親世代から高齢者に至るまでの多世代が、
一人ひとりの 「こども」 に寄り添い、子どもの本質を見つめ「こどもを学ぶ社会」が求められています。
日本こども成育協会は、次代を担う子ども(0 歳~ 10 歳ごろ)の成長と発達を理解し、子ども一人ひとりが、自立した個人としてひとしく健やかに育つことができるよう、 最適な成育環境(人間・空間・時間・情報システム)の構築を目指します。

子どもの成育環境にあるモノやコトを創り出すことを「こども成育デザイン」と呼んでいます。
「育つ子ども」と「育てる大人」の幸福に配慮した「こども成育デザイン」が、
あらゆる産業やコミュニティにおいて、実現するように本協会は、発達心理学および子どもの成育に関する
諸科学の知見に基づいて製品やサービスの開発、人材育成の支援を行います。

現在、本協会では以下の「 3 つの視点」から子どもを学び、成育環境を構築する事業を行っています。

実績ACHIVEMENTS

ピックアップPICK UP

2024.2.15

沢井佳子先生監修「ベジキッズ『考える力』プログラム 五感でいのちの不思議をまなぶ野菜栽培キット」2024年度分販売中!

本年度も、当協会理事 沢井佳子先生が監修協力をした

ベジ・キッズ『考える力』プログラム「五感でいのちの不思議をまなぶ野菜栽培キット」(カゴメ株式会社)の

お申し込みを受付中です。

商品サイト:

https://www.kagome.co.jp/company/kangaeru-chikara/

販売サイト〈PatataShop特設ページ〉:

https://patata-shop.jp/?tid=10&mode=f3

 

昨年度導入された保育園を『こども成育講座』ディレクターであり
管理栄養士の隅弘子先生が訪問し、レポートしています。

ぜひこちらもご参照ください!

【カゴメ栽培活動×食育 実施園見学レポート】

「やってみよう」からみんなで楽しむ保育と食の関わり
〜「はな保育園せきとり」様(愛知県)〜〈前編〉
https://kodomoseiiku.jp/blog/230207-2/

「やってみよう」からみんなんで楽しむ保育と食の関わり
〜「はな保育園せきとり」様(愛知県)〜〈後編〉
https://kodomoseiiku.jp/blog/230213-2/

毎日観察できる環境でたべものへの興味が高まる保育園
〜アストロキャンプ稲毛東保育園様(千葉県)〜〈前編〉
https://kodomoseiiku.jp/blog/230228-2/

毎日観察できる環境でたべものへの興味が高まる保育園
~ポピンズナーサリースクール世田谷中町様(東京都)~〈前編〉
https://kodomoseiiku.jp/blog/230315-2/

毎日観察できる環境でたべものへの興味が高まる保育園
~ポピンズナーサリースクール世田谷中町様(東京都)~〈後編〉
https://kodomoseiiku.jp/blog/230322-2/

お知らせNEWS

2024.2.15

沢井佳子先生監修「ベジキッズ『考える力』プログラム 五感でいのちの不思議をまなぶ野菜栽培キット」2024年度分販売中!

本年度も、当協会理事 沢井佳子先生が監修協力をした

ベジ・キッズ『考える力』プログラム「五感でいのちの不思議をまなぶ野菜栽培キット」(カゴメ株式会社)の

お申し込みを受付中です。

商品サイト:

https://www.kagome.co.jp/company/kangaeru-chikara/

販売サイト〈PatataShop特設ページ〉:

https://patata-shop.jp/?tid=10&mode=f3

 

昨年度導入された保育園を『こども成育講座』ディレクターであり
管理栄養士の隅弘子先生が訪問し、レポートしています。

ぜひこちらもご参照ください!

【カゴメ栽培活動×食育 実施園見学レポート】

「やってみよう」からみんなで楽しむ保育と食の関わり
〜「はな保育園せきとり」様(愛知県)〜〈前編〉
https://kodomoseiiku.jp/blog/230207-2/

「やってみよう」からみんなんで楽しむ保育と食の関わり
〜「はな保育園せきとり」様(愛知県)〜〈後編〉
https://kodomoseiiku.jp/blog/230213-2/

毎日観察できる環境でたべものへの興味が高まる保育園
〜アストロキャンプ稲毛東保育園様(千葉県)〜〈前編〉
https://kodomoseiiku.jp/blog/230228-2/

毎日観察できる環境でたべものへの興味が高まる保育園
~ポピンズナーサリースクール世田谷中町様(東京都)~〈前編〉
https://kodomoseiiku.jp/blog/230315-2/

毎日観察できる環境でたべものへの興味が高まる保育園
~ポピンズナーサリースクール世田谷中町様(東京都)~〈後編〉
https://kodomoseiiku.jp/blog/230322-2/

2024.2.14

『絵本ナビスタイル』にて沢井佳子先生が知育玩具選びのポイントについて解説

絵本や児童書や子育てに関するニュースや情報を掲載する『絵本ナビスタイル』の

「【商品プレゼント】専門家おすすめ!子どもに贈りたい知育玩具2024」記事内にて

当協会理事 沢井佳子先生がコメントを寄せています。

 

知育玩具選びのポイントについて解説していますので

ぜひご一読ください。

https://style.ehonnavi.net/lifestyle/2024/02/14_028.html

2024.2.13

『こそだてDAYS』のひろこ先生「離乳食連載」 第5回はパクパク期の進め方

当協会メディアパートナーの一つである『こそだてDAYS』さんで
こども成育〈食専科〉講座 ディレクターであり管理栄養士の
隅弘子さんと協会が「離乳食」の連載を監修しています。

第5回は、1歳〜1歳半(生後12か月〜18か月)頃の離乳食完了期となる
「パクパク期」についてです。

通常の食事に近づく第一段階ももうすぐ終了となる離乳食完了期のスケジュールや

食べさせる食材、調理法や注意点などが紹介されています。

https://www.kosodatedays.com/yogomanga/babyweaning_stage4

2024.1.30

『こそだてDAYS』のひろこ先生「離乳食連載」 第5回はパクパク期の進め方

当協会メディアパートナーの一つである『こそだてDAYS』さんで
こども成育〈食専科〉講座 ディレクターであり管理栄養士の
隅弘子さんと協会が「離乳食」の連載を監修しています。

第4回は、生後9か月~11か月頃の離乳食の後期にあたる
「カミカミ期」についてです。

食事回数が1日3回に増え、手づかみ食べをしたがる離乳食後期の
スケジュールや食べさせる食材、調理法や注意点などをご紹介します。

https://www.kosodatedays.com/yogomanga/babyweaning_stage3

 

ブログBLOG

2024.5.14

パパやママに届け!『こども成育〈食専科〉講座』を再収録して

こんにちは。一般社団法人日本こども成育協会 食専科ディレクターの隅弘子です。

 

先日、『こども成育〈食専科〉講座』の講義を再収録しました。

 

改めて、この講座のカリキュラムを通して感じたことは、

単なる単科の寄せ集めではないことです。

 

科目を縦断して、子どもの育ちに寄り添った育児ができる講座づくりに

関わっていることを改めて再認識しました。

 

子育ては人生すごろくのはじまり?

子育てには定休日はありません。

誕生日をスタートとして、日に日にできることが増える「すすむ」マスもあれば

「なんでこうなっちゃうの?」といった悲観する「もどる」マスもあります。

 

それを繰り返しながら進んでいく人生すごろくのような一面も、子育てにはありますね。

 

「いったいゴールはいつなんだろう」と途方にくれるマスもありそうです。

 

毎日が真剣勝負、選択の連続のような日々のため、記録などつけておかないと

つい数ヶ月前に何をしていたかを思い出せないくらい慌ただしい日々でもあります。

 

ただ、このような選択の毎日であっても、だんだんコツやパターンがわかってきて

育児が楽しめるひとときや、我が子の成長に喜びを感じる場面も出てきます。

 

子どもは、目の前の大人がいちばん信頼・愛情を感じる対象者だと認識し、

親も、最初はおっかなびっくりのお世話だったかもしれませんが

日々の「すすむ」や「もどる」を通して、「かけがえのない我が子」という愛情が

より深まっていくのだと思います。

 

 

誰がサイコロをふっているの?どこかでママがするものだという深層心理

さきほどの人生すごろくに例えると、誰が一番サイコロをふっているでしょうか?

 

近年、「パパ育児」「イクメン」など父親の育児参画の高まりとともに、様々な活動が

盛んに行われています。

 

けれど、やはり「ママがすごろくをふる役割を担う場面はまだまだ多いかな」

という印象は消えません。

 

今回の『こども成育〈食専科〉講座』の再収録では、講義内で語りかける対象者を

「ママ」と言わず、「おうちの方」と子育てに携わる方全般に向けて伝えようと意識しました。

 

パパたちも、たくさん「サイコロをふる=育児に向き合う」機会が増えてくれるといいなと思います。

これから学ぶ生徒たちに聞いた解決法グループワークにて

2015年(平成27年)乳幼児栄養調査(※)内に、離乳食について困ったこと

(回答者:0〜2歳児の保護者)の結果があり、「作るのが負担、大変」と回答した

保護者は33.5%にも上りました。

 

その結果を受けて、どんな解決策があるかについて私が担当している保育士の専門学校の

授業で毎年グループワークを実施しています。

 

まだ入学したばかりの保育者の卵たちですので、そもそもの離乳食についての知識が

乏しい中ではありますが、さまざまな解決策が出てきます。

 

そして、今年はじめて「パパが作ればいい」という意見があがりました。

 

なぜそう思ったか聞いてみると

「ママが料理が得意かどうかはわからない」

「大変と思うならそこはパパが出番でしょ」

「もしかしたら得意かもしれないじゃん」という理由を語ってくれました。

 

現役パパの生徒もいるのですが、「あげたことはあるけど作ったことはない」と

苦笑いするという一コマもありました。

 

育児はパパもママも一緒にやることで、お互いの得意や不得意を分担する方法も

大事だなと改めて感じたものです。

 

 

完璧や時短と同じくらいに回り道やムダも楽しめる育児のために・・・

大人の社会は効率を重視するのが常ですが、子育ても効率重視で進めるべきなのでしょうか。

 

「コスパ」や「タイパ」という言葉もSNSでは散見されますが、子どもの成長発達を

見守る育児においては、「効率化」という言葉は相性があまりよくないように思います。

 

「とにかくやってみて!できなければもう1回チャレンジ!がんばれ〜」の声がけや

気持ちで接して成長・発達していくのが子どもの世界。

 

時間がかかっていいのです。

 

貴重な時間をつくるには、離乳食づくりなどの負担は「コスパ情報」などを上手に活用し

必要な支援やサービスをうまく活用していくことがいいでしょう。

 

限られた時間かもしれませんが、何度も向き合って、今の子どもの気持ちや、

できること・わかることを理解しながら、一瞬一瞬の子どもに向き合うことの大事さを

子育て支援をする立場である私がもっと伝えていかねばと思っています。

 

子育て支援に貢献したいという大人はたくさんいると思いますが、ご自身の強みや

専門分野を超えて、大人社会とは異なる成長・発達が著しい「子どもの世界」

より理解し活躍できる人や保護者を増やす活動の一環として、『こども成育〈食専科〉講座』の意義を

改めて強く感じています。

 

※平成27年度 乳幼児栄養調査結果の概要

第1部 乳幼児の栄養方法や食事に関する状況[PDF形式:537KB]

(2)離乳食について困ったこと より

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000134207.pdf

 

 

隅弘子 一般社団法人日本こども成育協会食専科ディレクター・管理栄養士

【略歴】
mamaful(子育てが楽しめる支援をいっぱいに)を屋号に乳幼児を育てる保護者支援を中心に活動している。

都内子育て支援施設内での食事相談・離乳食教室の開催をはじめとして各種講座の講演や企画を行う。

子育て支援サイトや保育士求人サイト内でのコラム記事協力を行う。

詳しいプロフィールはこちら

2024.5.8

育児パパにも知ってもらいたい★『こども成育〈食専科〉講座』はリニューアル工事中です!

日本こども成育協会が設立して7年目を迎えました。

 

この春は、設立以来の主軸事業である『こども成育〈食専科〉講座』のリニューアルに注力しています。

 

本講座は〈食専科〉とあることから、しばしば「食育の講座ですか?」という質問をいただきます。

 

食育の側面ももちろんあるのですが、それ以上に、「食べるという行動を通じて

子どもの発達のしくみを知る」ということが主となる内容です。

 

たとえば、幼少期に見られる食べ物の好き嫌い。

 

せっかく栄養バランスを考えて作っても食べてくれない

何とか食べさせようと悪戦苦闘して親子共々疲弊してしまう

 

といったお悩みの声を多くいただくことの多い現象です。

 

けれど、『こども成育〈食専科〉講座』を受講することで、

好き嫌いは子どもの成長・発達を見るうえで「喜ばしい現象」と見ることが

できるようになります。

 

また、子どもを歯みがき嫌いにしない方法など、子育てを経験済みの受講生の方からは

「自分が子育て中に知りたかった」という感想をよく頂戴してきました。

 

そこで、講座の内容の見直しを図るとともに、もっと本講座の知見を

子育て中の方々に届くようにできないかという課題に取り組んでまいりました。

 

今回、特に着目したのが、「パパ」たちです。

 

「産後パパ育休」制度が施行されて1年が経ちますが、パパたちの育児環境は

まだ十分に整っているとは言えない状況のようです。

 

特に、「ママ友」のように横のつながりを作りにくいパパたちは

育児の知識も限定的になり、家庭の外で相談する相手が得られづらい

といったことから、子育てに自信や積極性を持って取り組みにくいのではないか

という課題も見えてきました。

 

一方で、モニター受講をしていただいたパパたちの感想からも

「理論的に子どもの成長・発達」をとらえることのできる『こども成育講座』は

知的好奇心を満たすという点でも、男性受講者との相性が良さそうであることがわかりました。

 

こうした背景から、今回のリニューアルでは、「ママ」だけに偏らず

「パパ」の育児参加も念頭に置いたアドバイスや働きかけの言葉を各講師陣が心がけました。

 

また、現役パパモニターの感想をもとに、子育て中の忙しさの中でも受講できるよう

講座の構成や視聴動画にも工夫を凝らすようにしています。

 

 

現在、新規に撮影した講義動画を鋭意編集中です。

 

初夏にはリニューアルバージョンをお届けできるよう進行しておりますので

楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。

 

また、『こども成育〈食専科〉講座』への導入講座として、パパに向けた資格講座も開発しています。

より多くのパパたちに届くよう、クラウドファンディングに挑戦しています。

こちらの応援も引き続きよろしくお願いいたします。

 

モニター100人目標!はみがきなどに迷えるパパのためのセミナーを開発したい!
https://camp-fire.jp/projects/view/742632
(CAMPFIRE for Social Good)

 

2024.4.23

子育てに挑むパパたちを『うちの子専属トレーナー講座』で応援したい!

こんにちは! 日本こども成育協会の「中の人」です。

 

前回のブログや協会公式メールマガジンなどでもお伝えしていますが

現在、日本こども成育協会は初となるクラウドファンディングに挑戦しています。

 

モニター100人目標!はみがきなどに迷えるパパのためのセミナーを開発したい!
https://camp-fire.jp/projects/view/742632
(CAMPFIRE for Social Good)

 

協会では、昨年末よりメディアパートナーの『パパしるべ』さんとパパに向けた

資格を開発しています。

 

パパたちがより主体的、かつ自信をもって育児参加できるような後押しができる

パパ向けのオンデマンド資格講座『うちの子専属トレーナー講座』です。

 

そして今月初めには、その体験セミナーを『マタニティ&ベビーフェスタ2024』で

開催しました。

 

「中の人」にとってはじめてとなる『マタニティ&ベビーフェスタ』だったのですが

思った以上にママとパパ(これからママ、パパになる方々も含めて)が一緒に

ご来場されていると感じ、やはり子育てへのパパの関心は高まっているのだと実感しました。

 

数年前に『マタニティ&ベビーフェスタ』に参加した経験のある協会理事の大塚も

その当時は、ママ友同士で参加している方々が多かった印象があり

今回、パパの参加率が高いことに驚いたと話していました。

 

『マタニティ&ベビーフェスタ』のパパしるべさんのブースでは、ベビーテック.jpさんと共同で

「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞2024」も開催されていました。

 

子育て世代に向けた14のアイテムとサービスのパネル展示を見ながら

それぞれ投票してもらうという企画でしたが、その投票結果報告が

パパしるべさんで記事になっていますので、ぜひご一読ください。

https://papashirube.com/report/maternity_and_babyfesta2024_award2/

 

「パパがやってみたいこと大賞」に輝いたのは、ママパパがおやすみできる

一時預かり保育施設「YASMO 武蔵小杉」でした。

その理由の考察の中に

 

男性の家事育児参画が進む中、いまだ仕事でも成果が求められる状況で疲れている

男性も多いのかもしれません。

 

という一文があり、制度や環境が先走る中で、「必死に目の前の現実と戦うパパたち」が

イメージとして浮かんできて、少し切なく、より一層パパたちを応援したくなりました。

 

先日、豊島区が育児中の男性を対象に行ったアンケート結果が報道されていました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240411/1000103719.html

 

「子育てが大変だ、やめたい」という回答が半数近かったということを

今回の「パパがやってみたいこと大賞」も裏づけしているようだと感じました。

 

こうした状況のなか、日本こども成育協会では何ができるかを改めて考えますと

パパたちが子育てを楽しむための知識武装のお手伝いをすることが

その一つではないでしょうか。

 

そして、現在実施中のクラウドファンディングで『うちの子専属トレーナー講座』の

「パパモニター100人」という目標を達成することが、その第一歩となるはずです。

 

ぜひ、皆さまからの応援も引き続き頂戴できましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いします!

 

モニター100人目標!はみがきなどに迷えるパパのためのセミナーを開発したい!
https://camp-fire.jp/projects/view/742632
(CAMPFIRE for Social Good)

2024.4.17

マタニティ&ベビーフェスタ2024で「うちの子専属はみがきトレーナー講座」の体験セミナーを開催しました!

こんにちは、歯科衛生士・こども成育インストラクターの宗田香織です。

 

新年度がスタートしました!

まだ新しい生活に慣れない方もいらっしゃると思いますが、

どんな1年になるか楽しみです。

 

この春、私も新たに考案した『歯みがき競争』というコンテンツを

親子の皆さんに体験していただきました。

 

今回のブログではその様子をご紹介いたします。

クラファン中の『うちの子専属はみがきトレーナー講座』体験セミナーで歯みがき競争!

『歯みがき競争』は、コロナ禍が明けてリアルイベントが出来るようになったら

大人も子どもも楽しんで歯みがきしてもらえたら嬉しいなと思って

温めていた内容でした。

 

そのコンテンツを4月6日(土)・7日(日)にパシフィコ横浜で行われた

「マタニティ&ベビーフェスタ2024」にてお披露目しました。

 

今回は、パパしるべさんと日本こども成育協会が子育て中のパパを支援する

『うちの子専属トレーナー講座』の紹介も兼ねた体験セミナーでした。

 

「マタニティ&ベビーフェスタ2024」の前日にCAMPFIRE for Social Goodで

クラウドファンディング『モニター100人目標!はみがきなどに迷えるパパのための

セミナーを開発したい!』というクラウドファンディングがスタート。

 

私は、日本こども成育協会とパパしるべさんが共同で開発を進めている

『うちの子専属はみがきトレーナー講座』の講師を担当しています。

 

「マタニティ&ベビーフェスタ2024」での体験セミナーでは、その内容を皆さんに

ご紹介するとともに、『歯みがき競争』のコンテンツを通して、

 

「歯みがき楽しい」

「歯ってこんな特徴があるんだ」

「お口ってたくさんの役割があるんだ」

 

と、お口と歯のことを楽しみながら学んでいただけたら良いなと思い

構成を考えました。

 

歯科クリニックや学校の歯科検診で、染め出しという歯垢(しこう:歯についたばい菌の塊)を

染め出す赤い液を使った事がある方もいらっしゃると思います。

 

『歯みがき競争』では、歯の模型を使い、マーカーで歯垢を再現して

皆さんに歯みがきをしてもらいました。

 

ちゃんと歯垢を取れるように歯みがきをするのは意外と難しく

“いつもの磨き方”では取れない事に気がつく、どんなことを意識すると磨けるかな…

などご参加くださった皆さんそれぞれに気づきがあった様です。

 

講師として、私もとても嬉しく学びが大きかったです。

 

殆どの方が親子でご参加くださったのですが

『いつもは歯みがきすぐ終わっちゃうのに』

『この子歯みがき嫌いなんです』

というママパパの声とは裏腹に、お子さんたちは歯みがきに集中していました。

 

大人から子どもに教えるという親子関係も時として必要ですが、

今回のコンテンツの様に、「大人と子どもが一緒にやってみる」

「どうしたら上手くいくか相談しながら挑戦する」というようなフラットな関係の方が

子どもの成長を促し、実生活に活かせる経験や知識が深まるように感じました。

 

また子ども以上に、大人の思い込みや当たり前を取り除き、子どもの可能性を

広げることも大人の役割ではないかと実感しました。

 

『うちの子専属トレーナー講座』でも、発達心理学をベースにしながら

子どもがどんなことに興味を持って、どんな関わり方で好き(嫌い)になるか

理由をまずは学んでいきます。

 

そして、特に嫌いになってしまったときに、大人がどう振る舞えば親子関係を良好に

保つことができるか、そしてお子さんのチャレンジする意欲を引き出せるかなど、

ママやパパが子育てに対して安心したり、自信が持てる内容となっております。

子育てに迷えるパパが自信を持てる『うちの子専属トレーナー講座』

今回、「マタニティ&ベビーフェスタ2024」では「パパしるべ&ベビーテック.jp」の

ブースで「パパがやってみたい大賞&ママがパパにやってほしい大賞2024」も開催されました。

 

14社の子育て世代に向けたアイテムとサービスを紹介するパネルを見ながら

来場したパパ、プレパパには、自分自身がやってみたい、試してみたいと思うもの、

ママ、プレママには、パートナーにやってみてほしい、試してみてほしいと思うものに

シールを使って投票をしてもらうという企画でした。

このシールアンケートの様子を見ていても、子育て中のパパの役割りはとても大きく

「様々な役割をパパにやって欲しい!」「もっと強力して欲しい!」という

ママたちの願いが強いことがわかりました。

 

私たちが子供時代の育児とは違って、パパの子育て参加の時間や役割りも

変わってきたと思います。

 

『うちの子専属トレーナー講座』は、実際育休を取り、育児に参加したけれど

「何をしたら良いかわからない」と不安なパパに、自信を持って育児参加してもらえるような

コンテンツになっています。

 

是非多くの方にご視聴いただけますと幸いです。

 

モニター100人目標!はみがきなどに迷えるパパのためのセミナーを開発したい!
https://camp-fire.jp/projects/view/742632
(CAMPFIRE for Social Good)

 

宗田 香織

1996年 東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

2000年 Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・

インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーとしても活動中。

詳しいプロフィールはこちら

 

2024.4.9

子どもの噛む力を育むには「ひと口30回」を妄信しないこと!

こんにちは。一般社団法人日本こども成育協会 食専科ディレクターの隅弘子です。

前回は、「咀嚼とは?」ということや噛む際に使う歯についてお伝えしました。

 

子どもの成長発達に見合った「咀嚼」を考えてみよう!

 

今回は乳歯の生える順番や、成長発達に合わせた咀嚼の指導方法をご紹介します。

 

乳臼歯(奥歯)は何本?

 

まず、乳歯列の配置から確認すると、乳臼歯は上下左右2本ずつ生えて8本。

第1乳臼歯といわれる奥歯は目安ではありますが12〜14か月、

つまり、1歳を過ぎたあたりから生えてくるようです。

 

さらに、表面積が広い第2乳臼歯は20〜24か月、つまり2歳前後に生えてきます。

 

この奥歯が生えてきてから「噛むおけいこ」をすることで、

咀嚼がよりしっかりできる食習慣の土台ができます。

 

そうした食習慣を整えていくことで、大人が思う「ひと口30回のイメージ」に

近づいていきます。

また、第1乳臼歯と第2臼歯の生える間に、乳犬歯と言われる

噛みちぎりの力を高める歯が生えてきます。

 

そうすると、咀嚼の力のステップも次のステージに緩やかに上がっていくことが

イメージできると思います。

 

 

よく噛むには咀嚼回数ではなく成長発達にあわせた見守りが大切

 

私がおこなっている食事相談では、離乳後期くらいの保護者の方から

咀嚼についての心配の声をよく伺います。

 

そうしたお悩みを持つママやパパには、まずひと口30回も噛まないということを

お伝えすると安心されるようです。

 

「咀嚼は大切」という言葉が先行し、そういうものだという認識だけが残っていると

その時期に見合ったチェックすべき視点を見失ってしまうことがあるようです。

 

離乳後期を経た、離乳完了期における硬さの目安は、「歯ぐきでかめる硬さ」

とよく表現されています。

 

離乳食は、調理の際にいずれもその時期に見合った硬さに調整します。

 

現在の咀嚼能力でできることは、お口元が上下に動いたり、左右に動いたり、

または、あちこち口先が遊ぶような動き(実際には舌が口腔内で動いています)です。

 

こうした動きを合わせて30回到達できればOK!

 

「かみかみして!」「もぐもぐできている?」という言葉以外に

「お口があっちこっちに動くんだよ!」と目の前でお手本を見せてあげるといいですね。

 

○○○○できたか、○○○○しないと!というチェック項目は不安を招く

 

「よく噛める子にしなくては!」

「咀嚼はひと口30回を目安にさせましょう」

 

こうした言葉に縛られ過ぎないことを指導・支援する側はよく認識し、

正しく伝えられるようにしましょう。

 

30回噛むというのは、カウントをすることが目的ではありません。

 

食べたものを体に元気と栄養をより送り込むことができる大事な食べ方であることを

改めて認識して、噛むことを楽しみながら食事をしてほしいと思います。

 

新生活が始まると何かと焦ったり、時間に追われて食べることが疎かになりがちです。

 

新生活に慣れてきたら、ゆったりコミュニケーションしながら食事をするというリズムを

意識的に作るようにしてみてくださいね!

 

 

隅弘子 一般社団法人日本こども成育協会食専科ディレクター・管理栄養士

【略歴】
mamaful(子育てが楽しめる支援をいっぱいに)を屋号に乳幼児を育てる保護者支援を中心に活動している。

都内子育て支援施設内での食事相談・離乳食教室の開催をはじめとして各種講座の講演や企画を行う。

子育て支援サイトや保育士求人サイト内でのコラム記事協力を行う。

詳しいプロフィールはこちら

2024.4.3

子どもの成長発達に見合った「咀嚼」を考えてみよう!

こんにちは。一般社団法人日本こども成育協会 食専科ディレクターの隅弘子です。

4月となり、新生活がスタートしているご家庭も多いことでしょう。

保育所などの先生方も、園環境や新しい生活リズムへの順応への支援など

気持ちを新たにされていることと思います。

 

今回は、先日の歯科衛生士の宗田香織さんのブログでも取り上げた

「咀嚼」について改めてどう支援していくかをお伝えしてまいります。

 

咀嚼とは?よく噛むこと 以上!

この見出しの言葉は実に当たり前のように見えて、なかなか奥が深いです。

 

沢井佳子先生が監修されているTV番組「しまじろうのわお!」で

「そしゃく~よくかもう~」という私が大好きな曲があります。

 

「牛乳や汁物の前にもそしゃく!」といった歌詞を聴くと、

よしやってみよう!と心が奮い立つくらい好きな曲です。

参照:https://www.youtube.com/watch?v=b6Tcu3a0dj0

 

「よく噛んだ先には、なにがいいことがあるの?」

「いいことが待っているからやってみよう!」

 

と、子どもたちの「やってみたい」のという気持ちに火をつけるように

普段の食卓でもコミュニケーションをとりたいですね。

 

一方で、皆さんが思っている咀嚼とはどのようなイメージでしょうか?

多くの方が、「咀嚼=30回噛む」といったイメージを

無意識的にお持ちではないかと思います。

 

けれど、このイメージを子どもにそのまま当てはめることはできません。

 

咀嚼能力にみあった硬さがポイント

咀嚼の役割とは、ごっくん(嚥下)しやすい食べ物のかたまりを作り

胃に届ける動きです。

 

特に、乳幼児期の食事はその咀嚼能力にみあった硬さの食事を

心がけなければなりません。

 

乳幼児期は口腔の発達も著しいので、その発達段階に適した硬さをぜひ考慮してください。

 

私が児童館で行っている食事相談で、「子どもがしっかり噛んでくれません」

といった相談が離乳後期くらいから徐々に出てきます。

 

「何回くらい噛んでいますか?」と聞くと、

「数口ですぐ飲み込みます」という答えが多いです。

 

離乳後期の時期であれば、数口でもお口でふむふむ、もぐもぐ、かみかみしていれば

良いのではないでしょうか?

 

この時期は歯が生えている子、そうでない子もいます。

また、目安の硬さについては歯茎でつぶせる硬さです。

 

歯茎でつぶせるようなものをお口の中でどれくらい止めていられるでしょうか?

 

離乳食は大人の食事に比べて水分量も多く、柔らかいので

窒息せずに食べることができていれば合格だと考えます。

 

ですから、

「食べ物を、自分でごっくんしやすいようにつぶして食べているのであれば

十分噛めていると思っていいと思いますよ」

「手づかみ食べなどする時にはお口の中につかんだものを押し込みがちなので

前歯でかじりとれるくらいの、ひと口サイズの量に調整してあげましょう」

とお伝えしています。

よくかめる歯はどこ?

離乳後期ごろは歯が生えていても前歯中心というパターンが多いため

咀嚼の役割は、お口に入れた食べ物をごっくんする前に少し溜めてつぶす程度と認識しましょう。

 

大人の方が、試しに前歯付近で30回噛んでみてください。

 

口の先端がおちょぼ口になるような形で、咀嚼にあまり適していないことが

実感できると思います。

 

しっかり安定して噛むためには、お口の奥の方にある奥歯(臼歯)のほうが楽なはずです。

 

臼歯の「臼」は、ウスという漢字です。

臼のようにすりつぶすのが得意の歯という意味ですね。

 

次回は、乳歯の生える順番や、成長発達に合わせた咀嚼の指導方法について

お話したいと思います。お楽しみに!

 

 

隅弘子 一般社団法人日本こども成育協会食専科ディレクター・管理栄養士

【略歴】
mamaful(子育てが楽しめる支援をいっぱいに)を屋号に乳幼児を育てる保護者支援を中心に活動している。

都内子育て支援施設内での食事相談・離乳食教室の開催をはじめとして各種講座の講演や企画を行う。

子育て支援サイトや保育士求人サイト内でのコラム記事協力を行う。

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理事 総合監修沢井 佳子(さわい よしこ)

こどもの心理発達と行動を7つの領域から観察することで、それぞろえの領域で「今できていること」と「これからできること」を見つけ、こどもの状や胃や個性に合わせた適切なコミュニケーションを生み出すことができます。
この講座では「こどもの今」を多角的に観察するためのアプローチをお伝えします。

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